<防災用語>トリアージ

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トリアージとは、災害発生時などに多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度を決めることです。
災害時の医療救護に当たっては、現存する限られた医療スタッフや医薬品等の医療機能を最大限に活用して、可能な限り多数の傷病者の治療にあたることが必要です。

トリアージの4つの順位

  1. 赤色: 最優先治療群(重症群)
  2. 黄色: 待機的治療群(中等症群)
  3. 緑色: 保留群(軽症群)
  4. 黒色: 無呼吸群、死亡群
出典: 東京都保健医療局

 

第1順位 赤色: 最優先治療群(重症群)
生命を救うため、直ちに処置を必要とするもの。窒息、多量の出血、ショックの危険のあるもの。

第2順位 黄色: 待機的治療群(中等症群)

  • 多少治療の時間が遅れても、生命には危険がないもの。
  • 基本的には、バイタルサインが安定しているもの。

第3順位 緑色: 保留群(軽症群)
上記以外の軽易な傷病で、ほとんどの専門医の治療を必要としないものなど。

第4順位 黒色: 無呼吸群、死亡群
無呼吸群:気道を確保しても呼吸がないもの。
死亡群:既に死亡しているもの、又は明らかに即死状態であり、心肺蘇生を施しても蘇生の可能性のないもの。