<防災用語>内陸型地震

タグ: ,

内陸型(直下型)地震とは、陸地の地下で活断層がずれて起こる地震です。
代表例:兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)

内陸型地震の発生するしくみ

海のプレートの動きは、陸のプレートを圧迫し、内陸部の岩盤にも歪みを生じさせます。ひずみが大きくなると、内陸部の地中にあるプレート内部の弱い部分で破壊が起こります。地震が発生します。

内陸地震は大きく次の2つのタイプの地震に分けて考えることができます。

  • 地表面近くの岩盤が破壊されることによる地震(地表に破壊面があらわれる、いわゆる活断層による地震)
  • 陸のプレートと海のプレートが接し、せめぎあう境界付近で岩盤が破壊されて起こる地震

内陸型(直下型)地震の特徴

  1. 揺れている時間が短い(10秒から数十秒)
  2. 震源が浅いため、断層の近くでは揺れが激しい
  3. 千年から1万年程度の間隔で発生する
  4. 被害範囲は20キロメートルから30キロメートル程度
  5. 予知することはほとんどできません

などがあります。